青山ブックセンター本店の2020年
見出し画像

青山ブックセンター本店の2020年

こんにちは、店長の山下です。今年も1年、本当にありがとうございました。あらゆる面で恵まれている店舗だと、皆さまに感謝してもしきれません。

色々と困難な状況もありましたが、今後も出来る限り開店して、営業していきます。

本屋は経済的合理性に見合わない無理ゲーだと痛感し続けています。それでも、あらゆるものが便利になった時代に、ますます街に本屋が必要なのではとも感じています。本の先に広がる世界は無限に広く、本屋は開かれた場所だと、この1年でますます体感したからです。かつ、本屋は無意識を意識化できる場所だからでもあります。
本屋はお客さまの存在によって、棚は変化しますし、お店としての提案も変化していきます。本屋には完璧な棚というものは存在しません。お客さまに届いてこそ、完成するからです。そこから、また変化し続けていきます。
10年本屋として働いていても、本が並んでいる中からお客さまが手に取っていくことは、奇跡のようなことだと思っています。

青山ブックセンター本店は、本と、本を届けることを中心にして、この青山という地に長く存在していきます。変わらないために、変わり続けていきます。

◎この1年の主な振りかえり

・ロゴの変更
本と、本を届けることが中心にあり、変わらないために変わる想いと、この青山にある、あり続けたいという意思。2つのおもいを汲み取って頂き、タカヤ・オオタさん(kern inc.)にロゴデザインを刷新してもらいました。たくさんの感想、反応、本当にありがたかったです。

ブックカバーやレジ袋も、以前のデザインのものを使い切ってから切替えたかったので、一律ではなかったですが、今は全て切り替わりました。オリジナルTシャツも初回のヴァージョンの色が明る過ぎたのですが、ALL YOURSさんのボディに切り替わり、色も出したい色が出ました。

この前後から、既に影響が出始めていました…。

たくさん勇気づけられました。ありがとうございます。

・出版プロジェクト・Aoyama Book Cultivation開始
小倉ヒラクさん『発酵する日本』木村まさしさん『ALL YOURS magazine vol,1』の2冊、出版することができました。母体のあるひとり出版社というような変わった内実ですが、本屋として出版することで、また違う景色が見えてきました。来年も2、3冊出版できるようにしたいです。


黒鳥社から刊行された、佐久間裕美子さん 若林恵さん『こんにちは未来』 3冊セットでは、いわゆる流通を担当しました。刊行以前から、3冊セットや価格などのアイデアを擦り合わせたりと、貴重な経験でした。十分な手応えと難しさ、両方を感じたのですが、出版とあわせて継続していきたい取り組みです。お声がけ、お待ちしています。

・青山ブックコミュニティー支店
昨年12月から開始したコミュニュティーでも、オンラインでの大きなイベントや、発酵デパートメント小杉湯での棚づくりなどメンバーの皆さんを中心に当店を拡張してきました。今後も継続して、成果を出しつつ、本棚がある風景を増やしていきたいです。

・毎年夏の恒例フェア
2016年、100人から始めて、今年は180人もの皆さんにご協力頂きました。毎年恒例だから、と選書して頂き、本当に感謝してもしきれません。

・SPACEの誕生
赤澤えるさん (私たちの株式会社)プロデュースの元、店内のデッドスペースに展示スペース「SPACE」が誕生しました。店内にあるスペースなのですが、実質的に治外法権のようになっていて、お互いの合意がないと展示が開催できない仕組みです。ここならではの企画が準備されているので、どうぞお楽しみに…!

・年間ランキング
今年はより一層当店らしさのランキングとなりました。オンラインストアのリンクもあるので、年始に読む本の参考にして頂けたら嬉しいです。イベントやフェアでも、たくさんの皆さまにお世話になりました。いつもありがとうございます。

・ちなみにスタッフ募集中です。

長くなりましたが、来年もよろしくお願いします…!

嬉しいです!
表参道駅5分、ワンフロアの店舗です。デザイン・広告・写真・アートなどクリエイティブ系の書籍と、海外文学をはじめとした文芸や人文書が充実。本を通じた学び場としてのスクールも併設しており、著者を招いたイベントも開催しています。ビル内に駐車場有。