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Weekly ABC (6/17-6/23)

こんにちは、スタッフの青木です。
新刊情報やお店の出来事を紹介するWeekly ABC。今回は6月17日から6月23日の書籍情報を元にまとめました。

*今週の出来事

ギャラリーが入れ替わりました。7月4日(火)17時まで『うろおぼえ一家のきゅうじつ』刊行記念、出口かずみ原画展を開催します。
お父さんにお母さん、お兄さんに弟、妹。揃いも揃って<うろおぼえ>が多いうろおぼえ一家にとって、必要だったけれど無縁だった「メモ」。
お父さんが「メモ刑事」というキャラクターにはまったことにより、真似をしてメモを活用することになります。
でもそこはやはり一家のこと。本来の使い方からどんどん外れてゆきます。
それは不幸なことでしょうか。いえいえ、「うろおぼえ一家」は、全く意識せずにひと助けをすることになるのでした。
はてさて今回はどんな結末に…⁉︎
暗いニュースも多い世の中ですが、出口かずみさんの描くどこまでもマイペースで愛すべきあひる一家に会いにきませんか? きっとほっこりすることうけあいです!
作品全ての原画をご覧になれる貴重な機会です。ぜひご覧くださいませ。
また出口かずみさんの直筆サイン本やグッズもご用意しております。
こちらは数量限定になりますので、お早めにお求めください。
当店で「うろおぼえ一家」シリーズをお買い上げのお客様には、うろおぼえ一家が使ったかもしれない⁉可愛い「うろおぼえ一家オリジナルメモ」をプレゼント!

佐宗邦威さん『じぶん時間を生きる TRANSITION』(あさま社) の先行販売と刊行記念の選書フェアを展開しています!

*お知らせ

6月25日(日) 14時から店舗にて、日本から世界へ羽ばたく現代俳句:赤野四羽句集『Chiodi battuti (打たれた釘)』イタリア刊行記念、赤野四羽さん、ディエゴ・マルティーナさん、堀田季何さんのトークイベントを開催します。
 正岡子規によって『俳諧』から文学として生まれ変わった『俳句』は、現代では”HAIKU”として世界数十カ国で親しまれています。一方で、世界からみた日本の俳句は、芭蕉や蕪村といった古典俳句のイメージから抜け切れていません。
 この五月、日本の現代俳句作家である赤野四羽の新句集『Chiodi battuti(打たれた釘)』がイタリアの新進出版社I Quaderni del Bardo Edizioniより刊行されました。これは日本の伝統文化としての俳句ではなく、現代文学の一ジャンルとしての現代俳句を発信する、貴重な一歩です。
 著者の俳人赤野四羽と、翻訳者で詩人のディエゴ・マルティーナさん、海外詩事情に詳しい文芸家の堀田季何さんと、新句集や世界の俳句、翻訳についてのざっくばらんなトークや朗読を皆さんと楽しみたく思います。

後援:現代俳句協会国際部

6月25日(日) 18時から店舗にて『『ドライブ・マイ・カー』論』『ダルデンヌ兄弟 社会をまなざす映画作家』刊行記念、佐藤元状さんと冨塚亮平さんと若林良さんのトークイベントを開催します。
4月5日に『ダルデンヌ兄弟 社会をまなざす映画作家』、4月6日に『『ドライブ・マイ・カー』論』という、2冊の本が刊行されました。
二度のカンヌ国際映画祭最高賞を受賞しているダルデンヌ兄弟はもちろん、濱口竜介監督も『偶然と想像』でベルリン国際映画祭銀熊賞、『ドライブ・マイ・カー』でカンヌ国際映画祭脚本賞ほか4冠、アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞し、すでに世界的な監督として認知されています。そして両者は、作品に演劇的なモチーフが見られること、初期にドキュメンタリーを製作していたこと、演技未経験者の起用など、方法論的な近似性が存在しています(そして、それゆえに浮かび上がる作家的特質の違いも当然存在します)。本イベントでは『ダルデンヌ兄弟』の編者である若林良さん、『『ドライブ・マイ・カー』論』の編者である佐藤元状さん・冨塚亮平さんにお越しいただき、両監督の魅力はもちろん、ロベルト・ロッセリーニやロベール・ブレッソン、ジョン・カサヴェテスなど両者が影響下にある(と思われる)映画作家、現代で活躍する、かつ両者と親和性の強い映画作家についてお話をいただき、それを通じて、現代映画の見取り図なども感じていただければと思います。

6月27日(火) 19時から店舗にて『本と貝殻 書評/読書論』『一週間、その他の小さな旅』(コトニ社) 2冊同時刊行記念、管啓次郎さんと堀江敏幸さんのトークイベントを開催します。
紀行文『コロンブスの犬』『斜線の旅』(読売文学賞) 、読書論『本は読めないものだから心配するな』などで知られる詩人・批評家、管啓次郎さんの最新の著書2冊が、コトニ社より同時発売されました。さまざまな媒体で発表された書評と読書エッセーで構成された『本と貝殻』と、「福島民報」「水牛」その他の場で発表された楽しい詩を集めた『一週間、その他の小さな旅』です。
刊行を記念して、現代日本文学の最前線に位置する小説家・批評家である堀江敏幸さんとの対談イベントを開催します。書評家としても詩の読み手としても多くの共通点のある二人のあいだで、はたしてどんな言葉が生まれるのでしょうか。即興精神にみちた、見逃せない夏のメジャー文学イベントです!

〈著者からのメッセージ〉

本は本からしか生まれない。ヒトの系統発生と並行して、あるときからはじまった本の系統発生は、独自の流れをつくって世界に全面的に関与している。
言葉はもともとヒトが世界に入っていくための道具だった。しかしいま、言葉はヒトと物質世界の緩衝地帯として、生命のありかたを探りつつヒトの活動を制御する役割を担っている。
本について語ることは言葉について語ることは詩について語ることは生命について考えること。
木の葉や貝殻とおなじく世界の構成要素としてそこにある本の世界の秘密を、この2冊の本を通じて一緒に考えてみる、そんな夕べはいかがでしょう。読書や書評をめぐる本質的なディスカッション、そして詩の朗読もいくつか。ぜひいらしてください。

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