見出し画像

Weekly ABC (10/7-10/13)

こんにちは、スタッフの青木です。
新刊情報やお店の出来事を紹介するWeekly ABC。今回は10月7日から10月13日の書籍情報を元にまとめました。


*今週の出来事

入口フェアコーナーにてみうらじゅんさん、いとうせいこうさん『ラジオご歓談!爆笑傑作選』(リトルモア) の刊行を記念して「『ラジオご歓談!』をより深く聴くための、みうらじゅん × いとうせいこうの雑談中に出てきやすい本たち」フェアを開催しています!

*お知らせ

10月15日(日) 13時~本店大教室
『サバキスタン』完結記念トークイベント 「Good Story Sometimes Walks Alone」
ロシアからやってきた‘反独裁’コミック『サバキスタン』、完結第3巻の刊行を記念しまして、ビタリー・テルレツキーとカティアのふたりの著者と、翻訳を担当した鈴木佑也、編集を担当した井上雄樹のトークイベントを開催いたします。

■イベント開催にあたって
本作品は、各巻でそれぞれ違った時代が描かれており、この架空の独裁国家「サバキスタン」の50年間の歩みを一言で表すのは難しいことでしょう。
本作では、かつての独裁者である「同志相棒」の存在が大きな軸となっているのは間違いないですが、その「同志相棒」の真の理想や考えていること、そういった実像はどこか不透明な部分を多く残したまま、物語は終わりを迎えます。
私は以前、打ち合わせの最中に、原作者のビタリー・テルレツキーにある質問をしたことがあります。それは物語の内容に関してで、どうしても腑に落ちない点があったのです。「もしかして、こうじゃないのか?」と。
すると、ビタリーはニヤリと笑って「いい物語というのは独り歩きをするものだよ(good story sometimes walks alone)」と言ったのです。
確かに、この『サバキスタン』にはそういった読み手の想像や推理で補わなくては完成しない点が多くあります。
みなさんはいかがでしたでしょうか?もし「独り歩き」をしていたら、それはその人にとって「いい物語」だったのかもしれません。
ということで、本トークイベントのタイトルには、このビタリー・テルレツキーの言葉を冠しました。
でも、せっかくの機会だし、どんどん質問してください!お待ちしています。
担当編集:井上雄樹(トゥーヴァージンズ)
※トークイベントの題材には第3巻の内容が含まれます。ご理解ください。

10月21日(土) 18時~本店大教室
写真集『めくってもめくってもオキナワ』刊行記念
垂見健吾×角田光代「旅と写真と言葉、そして沖縄」

約50年にわたり、沖縄の島々を巡り、人々の暮らし、文化を撮影し続けている南方写真師・垂見健吾さん。その沖縄写真の集大成となる写真集『めくってもめくってもオキナワ』の刊行を記念し、トークイベントを開催いたします。 お迎えするのは、垂見さんとは親交の深い、作家・角田光代さん。角田さんはたびたび沖縄にも訪れており、この写真集には、西表島で行われる「やまねこマラソン」で走る角田さんを撮った写真も掲載されています。また、ここ数年はJR東日本発刊の新幹線車内誌「トランヴェール」の連載で一緒に日本中を旅してきた仲でもあります。 このトークショーでは、2人にとっての沖縄について、そして垂見さんの50年の沖縄写真人生について、さまざまに語り合います。 写真家と作家の対話に、どうぞご期待ください。

*新刊情報

*先週のWeekly ABC