Weekly ABC (7/29-8/4)
こんにちは、スタッフの青木です。
新刊情報やお店の出来事を紹介するWeekly ABC。今回は7月29日から8月4日の書籍情報を元にまとめました。
*今週の出来事
毎年恒例の「230人が、この夏おすすめする一冊」フェアを開始しました!たくさんの方にご協力いただいたおかげです。今年もフェアの中から税込み3,000円以上のお買い上げで、全てのコメントが掲載された冊子をお渡ししています!
7月の売上報告です。いつもありがとうございます!
入口フェア棚にて田尻久子さん『これはわたしの物語』(西日本新聞社) の刊行を記念して、本書の中で取り上げられrた書籍を集めたフェアを開催しています!
*お知らせ
ギャラリーが入れ替わりました。8月8日(火) 17時まで『マンガ サ旅~マンガで読むサウナ旅~ 2巻』タナカカツキ原画展を開催しています。
8月6日(日)18時 本店大教室『windows』刊行記念
奥山由之さん×戸田昌子さん(写真史家)トークイベント
奥山由之さんの新作写真集『windows』は、2020年4月から2022年11月までの2年半にわたり、東京都内で、約10万枚の不透明なガラス窓を撮影したシリーズです。
コロナ禍にあった時期、海外に赴くことの少なくなった奥山は東京の街を歩きながら、窓の表情に目を留めました。路面に面した窓の多くは、すりガラスや型板ガラスなどの不透明なガラスで、屋内にあるさまざまな日用品が透けて見えます。カメラのファインダーという窓から窓を覗いたとき、外と内との隔たりと思えたものはスクリーンとなり、その平面は新たな奥行きをもち得ました。 光や距離によって具象と抽象のあいだを揺らぎ、外部の影や映り込みも宿しながら、そこに暮らす誰かの存在を想像させる『windows』は、窓を通して人々の表情を写し出す“東京” のポートレート であり、人々を写しとるその独自の在り方は深い示唆を投げかけます。
また、前作『flowers』(2021年、赤々舎)では、”花”を媒介にした亡き祖母との対話を描き出し、そこでは内から外への窓越しの眼差しが、あるひとりと向き合うことに重なっていました。”人以外の被写体を通して人を描く”3部作の2作目にあたる本作『windows』では、外から内への眼差しによって見知らぬ誰かと対話し、その個々にして不特定多数の肖像は、自ずと足もとの社会を映し出すでしょう。
今回、対談のお相手に写真史家 である戸田昌子さんをお迎えし、”花”や”窓”など過去の名作にも多く写されてきたモチーフ、写真史との関わりなど、奥山由之さんの表現の生まれてくる場所を紐解きながら、724点を収録した最新写真集 『windows』に迫ります。
表現の新たな可能性を追求し、広い世代から圧倒的な支持を集めている奥山由之さんと、写真史家戸田昌子さんによる貴重な対話のこの機会に、ぜひ足をお運びください!
8月8日(火)19時 本店大教室
『すべての仕事はデザインから始まる。』刊行記念
カイシトモヤさん×鷹野雅弘さんトークイベント
近年、「デザイン経営」「デザイン思考」など、さまざまなビジネスシーンにおいてもデザインの重要性が広く認識されるようになりました。
しかし、実際に現場ではどのように頭を使えばいいのか、どのようにデザイナーとクライアントがコミュニケーションを取ればいいのか、今だに可視化、言語化されていないのが現状です。
そこで今回は、アートディレクターで東京造形大学の教授でもあるカイシトモヤ氏の『すべての仕事はデザインから始まる。』の刊行を記念し、「デザインプロセスで生じるコミュニケーション」の心地良いあり方について、2人のデザイナーの視点から解決策を提案していきます。
デザインを発注する立場にある人や、これからデザインに取り組んでみたい人だけでなく、現場で奮闘するデザイナーがいかにコミュニケーションを取れば、質の高いクリエイティブを作っていけるかを学べる場になること間違いなしです。
8月11日(金) 16時 本店大教室
『DESIGN AND PEOPLE|Issue No. 1』刊行記念
渡邉康太郎さん、佐賀一郎さん、脇田あすかさん、赤羽太郎さん、吉田知哉さんのトークイベント
《対話とエセー》『DESIGN AND PEOPLE|Issue No. 1』刊行記念として、クロストークイベントを開催します。デザインと教育の現場に、さまざまな形で当事者として関わってきたデザイナー・関係者たちを迎えて、本誌に掲載されている自身や他者の対話やエセーの読み直しを行い、お互いに感じたことを投げかけ、現代においてデザインを教えること、教えられることの──愉しみ、戸惑い等の問い直しを行っていきます。トーク後半に、短い時間にはなりますが、来場者の皆様と登壇者との交流会も開く予定です。