
Weekly ABC (1/11-1/17)
こんにちは、スタッフの青木です。
新刊情報やお店の出来事を紹介するWeekly ABC。今回は1月11日から1月17日の書籍情報を元にまとめました。
*お知らせ
1月19日(日) 14時~店内大教室
『ミニマル料理「和」』刊行記念
稲田俊輔さん × 平松洋子さん トークイベント
「から揚げは醤油だけでいいと私たちが思うに至ったのはなぜか?」
人類は「料理」を発明して以来、調味料や食材の組み合わせ、加熱方法の多様化など、より一層のおいしさを求め、いわば足し算によって発展させてきました。しかし、そうした足し算方向の進化だけではなく、同時に常に引き算を意識してきたのが和食という食文化。本書では和食をテーマとすることで、より深く、ミニマル料理の本質に迫っています。
そうした本書の魅力を紐とくのは、食文化や暮らしをテーマとした文筆活動を長年第一線で続けてこられた平松洋子さん。『ミニマル料理「和」』では、焼きとりやから揚げに使う調味料は醤油のみで十分という提案をしているのですが、なんと平松さんも、試行錯誤を重ねた結果、「から揚げは醤油だけ」にたどりついたと言います。お二人はいかにして、ミニマルな境地に至ったのか。はたまた、ミニマル料理は日々の暮らしに何をもたらすのか。前作同様に読み物たっぷりの本書。読み込むのがますます楽しくなるトークイベントです!
1月19日(日) 18時~店内大教室
N.HOOLYWOOD設立25年目を迎える記念本『苦痛の記録』刊行記念
尾花大輔さん × 藤原裕さん × 森口德昭さんトークセッション
著者の尾花大輔さんに加え、トークセッションのメンバーは原宿の老舗ヴィンテージショップ「ベルベルジン」ディレクターの藤原裕さん、『HYPEBEAST JAPAN』編集長の森口德昭さん。ヴィンテージやファッションに造詣の深いお三方に、『苦痛の記録』の深堀トークや、この25年間を振り返って、アパレルやカルチャー視点でどんな変遷があったのか、どんなことを思ってきたのかなど、ざっくばらんにお話しいただきます。
1月20日(月) 19時~店内大教室
『仮説行動』刊行記念
馬田隆明さんトークイベント
『仮説行動』を通して、未来を考える
そもそも、なぜ仮説は重要なのでしょうか? それは、「自分たちが望む、大胆な未来をつくるため」です。
本書は仮説とは何かを丁寧に言語化するとともに、どのような行動が必要なのかまで詳細に解説していますが、その根本には「大胆な未来を自分たちの手でかたちにする」という熱い想いに裏打ちされたメッセージがあります。
発売を記念した今回のトークイベントは、以下の3つのテーマを中心に語っていただきます。
1:『仮説行動』のエッセンス(なぜ生成AI時代に仮説行動が必要なのか、など)
2:大胆な未来をかたちにするために必要な3つのスキル
3:私たちが望む未来のかたちとは?
仮説の扱い方について理解を深めるとともに、私たちはどのような未来をかたちにするべきなのか?を参加者の皆さんと深く考える時間にできればと思います。
多くの方のご参加をお待ちしています。
1月21日(火) 19時~店内大教室
『大きなシステムと小さなファンタジー』刊行記念
影山知明さんトークイベント
東京・西国分寺のカフェ、クルミドコーヒーは、2008年のオープン以来、多くの人に愛されてきました。店主の影山知明さんは、その育つ様子を植物のありようにたとえます。機械のように最初から設計図があるわけではなく、周囲との縁や偶発性から枝が伸び、その種にしかなせないユニークな樹形をなすように、お店は育っていくのだと。
16年の実践を通じ、その見立ては、まちへ、社会へと広がっていきます。
誰もが目的や意味にしばられ、手段化する世界から、一つ一つのいのちが、いきいきと自身のいのちを生きられる世界へ。
この本に書かれているのは、理論や評論ではなく、現実の実践なのです。
世界のひっくり返し方、ご一緒に考えてみませんか。
1月25日(土) 14時~店内にて
『SPEAK』第1巻刊行記念
夜なのに朝日サイン会
*新刊情報
斎藤真理子さん『韓国文学の中心にあるもの 増補新板』(イースト・プレス) が入荷しました。
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) January 16, 2025
2022年に発売し大きな話題を呼んだ原著に、この2年で激動する韓国文学の重要作の解説を加筆して新版として登場です。(青木)https://t.co/24VsXCvDhS pic.twitter.com/cSoHBT4e9I
カツセマサヒコさん『傷と雨傘』(マガジンハウス) が入荷しました。
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) January 16, 2025
ありふれた日常に起こる小さな奇跡の瞬間を切り取った34編のエピソードを収録。初回入荷分は特典カードつきです。店頭のみサイン本も販売していますのでお早めに!(青木) pic.twitter.com/OOPJaNlGGX
Elein Fleiss『L'Hiver』(COSMIC WONDER & Vacant) が入荷。去年東京と京都で開催した同名展示に際して刊行された書籍。編集者であり、アーティストでもあるエレン・フライスが、自身が住むフランスの村の女性を撮影した写真とあわせて、回顧録を綴った1冊。(高橋)https://t.co/jSo3CSJGaT pic.twitter.com/coqrpPFWNA
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) January 13, 2025
『THE NEW ORDER magazine 33』(Manners Media) が入荷。様々なカルチャーを幅広く、独自の切り口で取り上げるファッションカルチャーマガジン、15周年記念号の最終号となる今号のタイトルは「UNTITLED」。表紙はKen Carson、Beate Karlsson、Luca Beniniの3種です。(高橋)https://t.co/ZuQ76ahHSH pic.twitter.com/Q1JEnUHXiY
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) January 17, 2025
『DRAIN Issue 02』(H.C. AND COMMUNE) が入荷。クリエイティブブランドBRAIN DEADのファウンダーでアーティストのEd Davis責任編集による、ビジュアルだけで構成されたアートマガジン。今号の巻末には、巨匠ジョン・カーペンターのインタビューも掲載されています。(高橋)https://t.co/UoLNBTlrV1 pic.twitter.com/5GjgTRuzCk
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) January 13, 2025
我喜屋位瑳務さん『Guinea Mate』(トゥーヴァージンズ) が入荷。「生きづらさ」をテーマに様々な表現⽅法で作品を⽣み出す我喜屋さんの初作品集。ドローイング画を中心に、書き下ろし漫画や対談も収録しています。装丁は大島依提亜さんです。(本田)https://t.co/mC6f5MeuVT pic.twitter.com/dYI0D83YAw
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) January 17, 2025
國分功一郎さん『手段からの解放―シリーズ哲学講話―』(新潮社) が入荷しました。
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) January 16, 2025
カントによる「快」の議論をヒントに、「嗜好=享受」の概念を検証。「手段化する現代社会」と題された第二章には東大での講話がまとめられています。
楽しむことをめぐる哲学的問いを探究する一冊。(山本) pic.twitter.com/KK7JxugxrS