青山ブックセンター本店

表参道駅5分、ワンフロアの店舗です。デザイン・広告・写真・アートなどクリエイティブ系の書籍と、海外文学をはじめとした文芸や人文書が充実。本を通じた学び場としてのスクールも併設しており、著者を招いたイベントも開催しています。ビル内に駐車場有。

青山ブックセンター本店

表参道駅5分、ワンフロアの店舗です。デザイン・広告・写真・アートなどクリエイティブ系の書籍と、海外文学をはじめとした文芸や人文書が充実。本を通じた学び場としてのスクールも併設しており、著者を招いたイベントも開催しています。ビル内に駐車場有。

マガジン

  • Aoyama Book Column

    青山ブックセンター本店 文庫・ビジネス書担当の神園智也が、新刊や選書フェアなどの紹介記事を発信します。

  • #青山ブックコミュニティー

    青山ブックコミュニティーのメンバーによるマガジンです。コミュニティーの活動や思いを発信していきます。

  • #ABCで出会った本

    青山ブックセンターで出会った本についてのエピソードが書かれたnoteをまとめるマガジンです。みなさんから投稿された、ABCで出会った思い入れのある1冊、偶然出会った1冊…のエピソードをお楽しみください。

Aoyama Book Column

青山ブックセンター本店 文庫・ビジネス書担当の神園智也が、新刊や選書フェアなどの紹介記事を発信します。

くわしく見る

オーバーツーリズムから遠く離れて / Aoyama Book Column #6

昨今、日本各地で、観光客が集中して混雑することで様々な弊害をもたらすオーバーツーリズムが問題となっています。 今回紹介するのは、そんなオーバーツーリズムの対極にある本、清水浩史さん『海が見える無人駅』(河出文庫・2023年)です。 日本全国、北海道から宮崎まで、駅舎から海が見渡せる30もの無人駅を著者が一人で旅を重ねて取材した一冊で、巻頭にはカラー写真付きの駅の紹介が載っています。 オーバーツーリズムによって失われるものの一つとして挙げられるのが「旅情」です。 この本

星占いを哲学的に考えるエッセイ/Aoyama Book Column #5

これは普通の星占いの本ではない… 「12星座シリーズ」で人気のライター、石井ゆかりさんが星占いを哲学的に考えるエッセイ『星占い的思考』(講談社)が11月に文庫化しました。 いきなりですが、このエッセイ、いわゆる普通の星占いの本とは何か違うんです…。 それは、初っ端から現代SF界を代表するテッド・チャンの小説『息吹』の引用で始まる導入部分を読めば、もう分かるはず。 以降も、ヘミングウェイやアレクサンドル・デュマ、シェイクスピア、スーザン・ソンタグ、小林秀雄と岡潔、和辻

正直誰にも教えたくないニッチなエッセイを見つけた/ Aoyama Book Column #4

誰にも教えたくない 本当に素晴らしい本を読むと、自分だけの宝物にしたくて、誰にも教えたくないと思うことがあります。 ただ、書店員という仕事柄、良い本を見つけたならば、しっかりと紹介しなければなりません。それが素晴らしい本を作ってくれた著者や出版社のために少しでもなるなら尚更です。 ということで、つい最近、そんな正直誰にも教えたくないと思わせるようなニッチで素晴らしいエッセイを久々に見つけたので、独り占めしたい気持ちを抑えながら皆さんに紹介したいと思います。 利便性・効率

本当においしい食エッセイを教えます/Aoyama Book Column #3

こんにちは。青山ブックセンター本店 文庫・ビジネス書担当の神園です。 最近、やっと涼しくなって、秋の気候になってきました。 例年この時期になると、食欲の秋ということで、文庫コーナーでは食べ物にまつわる随筆「食エッセイ」を展開したフェアを展開しています。 ということで今回は、食エッセイを古い名作から新しいものまで、文庫を中心に30冊ほど紹介します。 1.平野紗季子『ショートケーキは背中から』・『生まれた時からアルデンテ』 すべての幸福は食から始まる。世界一のレストランか

#青山ブックコミュニティー

青山ブックコミュニティーのメンバーによるマガジンです。コミュニティーの活動や思いを発信していきます。

くわしく見る

青空選書〜7月のAoyama Book Colors〜

Aoyama Book Colors、それは青山ブックコミュニティーによる色々選書。本屋さんで出会い大切に読んできた本を、毎月メンバーのコメントと共に紹介します。 ぐずついた梅雨はいつの間にか明けていて、気がついたら8月。とはいえ夏は始まったばかりなので、ちょっと遅めの「7月のカラーズ」をお届けします。爽やかな青空選書で、束の間の涼をお楽しみください。 * 今回はZOOMイベントとして、リアルタイムで選書をしてみました。 1、藤岡拓太郎『夏がとまらない』(ナナロク社)

山下店長と話そう。

山下店長と話す、という至極シンプルな企画が始動しました。以前はお店の大教室で新年会をしたり、近くの居酒屋で飲んだりしていたのですが、状況が状況なので……オンラインでゆるりと集まってみました。 意気込みを聞くと、「(メンバーからの質問に)なんでも答えます」と店長。いつになく気合が入っているような。ここでは、当日の様子をダイジェストでお送りします。 * ーー7月に推したい本は? うちが絡んでいる、『こんにちは未来』の3冊セットです。普通に面白そうだし、デザインもしっかり組

紫色選書〜6月のAoyama Book Colors〜

Aoyama Book Colors、それは青山ブックコミュニティーによる色々選書。本屋さんで出会い大切に読んできた本を、毎月メンバーのコメントと共に紹介します。 6月はジメジメした日々に柔らかい光を放つ紫陽花のような装丁を集めてみました。紫色選書のはじまり、はじまり。 * 1、服部みれい『SELF CLEANING BOOK 2 自由な自分になる本』(アスペクト) 服部みれいさんが「あたらしい自分になる旅」の中で出合ったたくさんのことが綴られています。からだから、こ

本屋をはみだせ「青山ブックカーニバル」イベントレポート

2020年6月20日(土)に開催されたオンラインイベント「青山ブックカーニバル」。青山ブックセンター本店と各業界で活躍する12の企業、そして全国各地の方が一緒に参加できる、いわば文化祭でした。 今回のnoteでは、青山ブックコミュニティーのメンバーが、お客さん視点で当日の様子をレポートします。 「青山ブックカーニバル」イベント概要"本屋の強みの偶然の出会いをオンラインでも"という想いがきっかけで生まれた「商品や人との出会いの場」を楽しめるイベントです。 日時:2020年

#ABCで出会った本

青山ブックセンターで出会った本についてのエピソードが書かれたnoteをまとめるマガジンです。みなさんから投稿された、ABCで出会った思い入れのある1冊、偶然出会った1冊…のエピソードをお楽しみください。

くわしく見る

拝啓 だれかさん

この手紙は、ほかでもないあなたのために書いたものです。一冊の本と出会った喜びを、本を愛するあなたと分かちあいたく、遅筆を執っています。 夏葉社という出版社をご存知ですか。島田潤一郎さんによるひとり出版社で、絶版本の復刊などを手掛けておられます。島田さんは編集経験がない中で事業を立ち上げ、書店への営業もお一人でやってこられたとのこと。そんな彼の苦悩と哲学の詰まった本が「古くてあたらしい仕事」(新潮社)です。 本書を青山ブックセンターで買って読む前と読んだ後とでは、わたしはな

奇想の漫画家panpanyaの魅力とおすすめ24話【全作解説】

何度読んでも面白い本には、そう出会えません。初見の新鮮さ、二回目の熟読、時間を開けて読み直したときの再発見。私にとって、そんな魅力を持つ作家の1人が「panpanya」さんという漫画家です。 コアなファンが多いながらも、特徴的な絵柄と言語化が難しいストーリーの数々。今回、その全175話の作品を読み直し、その魅力と、中でもおすすめの24話を紹介します。 (『商店街のあゆみ』の発売にあわせて更新しました:2023.12.27) コアなファンが多い作品この漫画家と出会ったのは

走り続ける青春として未来を探っていけばいいよね - 青春狂走曲 / サニーデイ・サービス

青春狂走曲 / サニーデイ・サービス、北沢夏音(スタンド・ブックス 2017年刊) 最初に、この街と書店の思い出について。 この街は、自分にとって、すでに地元暮らし以上の意味を持っている。 まず、地元茨城からの東京への玄関口として。 茨城県出身の僕は、今でこそつくばエクスプレスで簡単に都内に出てくることができるが、20年以上前は、常磐線に乗るために柏駅に出るまでバスで1時間。そこから東武線で30分。 そして千代田線へとつながる常磐線各駅停車で1時間以上揺られて、憧れ

青山ブックセンターで偶然出会った本にまつわるエピソードを募集します。 #ABCで出会った本

こんにちは。青山ブックコミュニティーメンバーの増田ダイスケです。私たちのコミュニティについては以下に説明させていただきます。 ・書店の可能性を拡げる ・青山ブックセンターという場所が好きな人同士が繋がる ・お店と本をもっと楽しんでもらえる場所にする というコンセプトで運営されている青山ブックセンター本店が主宰するコミュニティです。 コミュニティー発の新企画を始めます。今回、コミュニティー内の提案から生まれた新企画を始めます。「青山ブックセンター 本店であなたが偶然出会っ